飛行機の中で「日本人だ」と言ったのに、くれた英語の出入国カード(ポ語でなくてよかった。)を、一生懸命書いたのに全く見られずに税関パスだし、グアリューリョス空港の機内預け荷物はどこから出てくるかポルトガル語で言われても分からないし(英語でも分からないけど)、治安が悪いと言われているし、誰も知らない異国の地で不安だらけでブラジルの地に降り立った。到着ロビーで待っていてくれた友人の顔がとてもホッとして嬉しかった。「日本語で会話ができる。質問できる!」
かなりハードスケジュールを好む船引家としては、今日はここでおしまいではなく、Foz do Iguacuに行く。グアリューリョス空港はサンパウロ市街から1時間近くある。1時間近く走り、車で友人宅まで行き、スーツケース4つを置き、その足ですぐにコンゴーリャス空港へ行く。こちらはすぐだ。以前はコンゴーリャス空港がメインの国際空港だったらしいが狭いので、離れたところにグアリューリョス空港を作ったらしい。羽田と成田だな。
コンゴーリャス空港でファーストフードの昼飯。ポルトガル語の数字だけ教わり、後はジェスチャーで注文。こちらのジュースはフレッシュジュースなので、それも追加。オレンジジュースは「スーコ・ジ・ラランジャ」というらしい。スーコはジュース、ラランジャはオレンジらしい。全く覚えられない。興奮している父をよそ目に、家族全員ぐったりモード。真夏のサンタで写真を撮りたいと言っても不機嫌顔。どうやらソレが普通らしい。ほとんど寝ていない父が興奮しすぎているようだ。
Foz do Iguacuまでの飛行機は突然ゲートが変わったり、クリチバという町に停まったりして、なんかのんびり。しかしうかうかしていられない。実は、ネットによる情報だと、飛行機の上からイグアスの滝が見えるという話だ。レンズをSAL70300Gに取り替えてみたが、ただ単に広い草原(実はジャングルだった)とくねくねのでかい河しか分からなかった。着陸間際に見つけた雲がわき上がっているところがどうやらイグアスの滝の水しぶきだったらしい。
空港は前の大島空港のよう。タラップで降りて歩いて到着ゲートへ。そうしている間に次々に飛行機が降りてくる。さすが、世界三大瀑の拠点の町。
日系の方のガイドでホテルまで行く。ここで気付いた大失態。実はブラジルではトイレットペーパーを流してはいけないらしい。トイレ内にあるゴミ箱に入れるそうです。そんなこと知らずに今まで空港でも流していた・・・。ホテルのトイレを詰まらせました。お湯の出し方がわからないとか、いろいろあるけど、そんなこと後回し。シャワーを浴びたらプールサイドで「セルべージャー」ですよ。初めて覚えたポルトガル語はビールでした。次は「マイズン」。これはもう一つという意味。いつの間にか家族はそれぞれ布団に入り、友人と二人でのみながら夜が更けていきました。